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イ・サンは思案に顔を

 投稿者:ある  投稿日:2011年 8月17日(水)14時38分55秒
返信・引用
  「そうよ!」とドロシーも叫んだ。「あなたは、マーチンが自分の科学領域ではエキスパートだったことを認めなくてはいけないわよ、ディック! あなたは、意識喪失がなかったという、このれっきとした事実をどうするつもりなの?」
「ぼくにもわからんのだ――わかりたいと思っているんだ」シートンしかめた。「だけどマートが口を滑らせたね、≪すくなくとも、ドロシーとぼくにとっては≫と。その通りなんだ。ペッグとぼくにとっては、時間はたしかに経過したのだ。長時間が経過したのだ。しかし、イ・サン DVDたしかにマートは自分の領域のことは知っているんだろう。この古い思考タンクにはいつも泡が立っているんだから。この男は、確信ある声明をそうやたらに出す人柄じゃない。しかしいったん口から出たら、彼は札束で裏づけるんだ。だから彼の言葉は絶対信用しなくっちゃならん。君たちはたしかに意識はあったし、君たちの時間は経過しなかった。だから、変チクリンなのは、君たちじゃなく、時間そのものなんだ。君たちにとって、時間はとてつもなく延長されたんだ、いや延長されていたのに違いない。
 だが待てよ――そう考えるとどういうことになるか? そうなら、彼らの時間は、われわれの時間と異るだけでなく、本質的に可変的なのだと言える。だが、この考えには重大な反証がある。それは夜と昼との正確な交替だ。すくなくとも、ぼくとペッグが見た、光と闇との規則正しい交替だ。ぼくたちの見るかぎり、この交替があの超世界全体に歴然と物理的な影響を与えている。だから、彼らの世界で時間が長くなったり短くなったりするというこの考えはだめだ。
 もしかすると、彼ら、君たちに一服盛ったんじゃないかな? 生気の一時的停止かなんかの……。いいや違う。この考えは正しい目印をもっていない。それに、もしそうだとしたら、マーチンのノルラミン心理学的頭脳に、ちゃんと生気停止の印刻がなされているはずだ。ところが、マーチンは、そんなものはないというからには、これもだめだ。こうなると、唯一の、ほんものらしい考え方は、≪ステー≫――ずっと、こんなこと、たとえ超人類にとってだって、ちょっと強すぎるんじゃないかな」
「ステーって何よ?」マーガレットが訊いた。「あなたが強いと形容するものだったら、どんなものでも傾聴に値するわ」
「時間の停止《ステーシス》ということだよ。もちろん、ちょっぴりホラめくがね、しかし……」
「しかし、ですって!」ドロシーが叫んだ。「あなたはいま、囈言《うわごと》言ってるわ、ディック!」
「いや、もちろんぼくは確信があって言っているわけじゃないが……」とシートンは頑強に主張した。「しかし、彼らは本当に時間を理解している、とぼくは思うんだ。ぼくは二本の指針を見つけた。時間停止には第六系列の力場を必要とするようだ……あっ、やっぱりそれだ。ぼくは相当の自信がでてきた。これで一つの考えが生まれる。彼らが、超時間のなかで時間停止ができるとしたら、ぼくたちだって、どうしてこの時間でそれができないことがあるものか!」
「ぼくは、そんな時間停止がどのようにして確立されたかがわからんのだが」とクレーン。「ぼくの考えから言うと、物質が存在するかぎりは、時間は流れなければならんという気がするがね。だって、時間は物質に依存する――いやむしろ、われわれが物質と呼ぶところのものの、空間における運動に依存すると言うべきか――というのは相当確立された真理だからだ」
「そうだとも――ぼくはそれが言いたかったんだ。時間と運動とは相対的なものなんだ。すべての運動を止めたら――絶対運動じゃなく、相対運動をだよ――それを止めたら、何が得られるか? 継起《スークエンス》あるいは継続《サクセション》のない永続《デュレーション》が得られるじゃないか? じゃあ継続のない永続って何だ?」
 
 

聖闘士星矢水気がで

 投稿者:ある  投稿日:2011年 8月17日(水)14時36分52秒
返信・引用
  「見えるんじゃない、ほんとにそうなったんだ」とシートンは答えた。「ぼくたちは一週間もあっちへ行っていた。もうすこしで餓死するところだった。餓死どころか、渇いて渇いて死にそこねた。食べられないというのはつらいが、水がないというのは言語に絶する! ぼくの内側は乾燥した吸取紙みたいになっちゃった。聖闘士星矢 DVDおーい、ペッグ、ぼくたち、飲料水タンクを二つ空けようや」
 二人は水を飲んだ。はじめはすこしずつ、休み休み飲んだが、しばらくたつと、ぐいぐいとあおった。
 シートンはようやく水呑みコップを置いて、
「まだ充分じゃないが、それでも内側にすこしはてきた。こんどは食物を嚥下《えんげ》できると思う。マート、君がぼくたちの位置を調べてくれている間、ペッグとぼくは六食ないし八食分を平らげるから」
 シートンとマーガレットは食事をした。水を飲むときと同じだ。初めは用心しいしい食べたが、あとではガツガツと食った。食っても食っても、まだ肉体は食物をもとめてやまなかった。ドロシーは怪訝そうに、二人のやせ細った顔を見、それから鏡へ自分のすこしも変わらない溌剌《はつらつ》とした豊頬を映して首をひねった。
「でもあたし、ぜんぜん合点がいかないわ、ディック!」とうとう堪らなくなって彼女は叫んだ。「あたしは渇いてもいないし、ひもじくもない。顔もちっとも変わっていないわ。マーチンだってそうだわ。だのに、あなたたち二人は何ポンドも何ポンドもやせ細ってしまって、まるで節穴から引き抜かれたみたい! あちらの様子、あたしたちに話していたときに、中断されてしまったのだわね。さあ、続きを教えてちょうだい! あたしが爆発しないうちに、辻褄《つじつま》のあう説明してよ。いったい全体、どうやったのよ?」
 シートンは飢えが一時収まったので、マーガレットと彼がスカイラーク号を出てから起こったあらましを話して聞かせた。一応の事情説明が終わると、彼は理論づけに乗りだした。すぐドロシーがさえぎった。
「でもディック、そんな大それたことが、マートとあたしの知らない間に、あなたたちに起こったなんて、どうしたって辻褄が合わないわ! あたしたちは意識喪失じゃなかったのよ、ね、そうだわね、マーチン? あたしたちは、絶えず起こったことは見て知っていたわ、そうじゃなくって?」
「ぼくたちは意識喪失じゃなかった。まわりに起こったことは、中断なく、ひとつも余さずに知っていた」クレーンも驚くべき返答をした。しかも冷静なクレーンの口から出た確信にみちた返事である。クレーンは実視板に向かって坐っていたが、空虚な実視板に眼は向けず、シートンの話に聴きいっていたのである。「しかも、ノルラミンの心理学によれば、意識の喪失は、たとえどんなに短時間のものであっても、意識に刻みこまれるのだ。ごくふつうの力しかない心の意識にすら、間違いなく印刻されるのだ。ぼくはためらうことなく確信できる――すくなくともドロシーとぼくにとっては、意識喪失による時間の空白は、ぜんぜん起こらなかったし、起こったはずはないと」
 

ワンピース姿勢で

 投稿者:ある  投稿日:2011年 8月17日(水)14時35分55秒
返信・引用
   ドロシーは、転位以前とまったく同じ姿勢で、すこし上体を前かがみにして、坐っている。華麗な赤ブロンズ色の髪はきちんとし、乱れてはいない。甘美なカーブをみせた両唇がかすかにひらいている。次元転換がどんな怖いことになろうかと、不安と期待に、紫の眼が大きく見開いている。要するに彼女はまったく変化はしていないのだ。だがシートンの変わり様はひどい。
 彼もまた一瞬前、いや一ヵ月前かもしれない、ワンピース DVD坐っていたと同じ坐っている。だが、顔はやつれ、太い皺《しわ》が刻まれている。いつもは見るからに頑丈な肉体が、いまは萎《しな》びて極度の疲労をまざまざと物語っている。マーガレットも憔悴《しょうすい》し、やせ衰えている。彼女の身につけた服装は、シートンのそれと同じく、次元から次元へ、異る機序の時間から時間への転位が完了する間、強制的に一種の秩序を保ち、ほんのごくわずかの間、健全のように見えた。
 だが、転位が完了すると、衣服は字義通り千切《ちぎ》れた。長い苦しい旅の名残りである埃《ほこり》や垢《あか》、切り進んできたジャングルの樹々の粘っこい分泌物などはもちろん消えていた。おそらく、それは四次元物質で、転位のとき、四次元空間に残されたからであろう。しかし、超世界の植物の棘《とげ》皮や吸盤が衣服に与えた傷跡は、まざまざと現われていた。二人の地球人の超惑星での滞在がけっして無事平穏なものではなかったことを、それらは物語っていた。
 ドロシーの眼は、シートンからマーガレットに移った。二人が堪えてきた苦患《くげん》がどれほどの爪跡をおとしているかに、ドロシーは口から出かかった悲鳴を一生懸命に抑えていた。彼女にはとうてい理解できないのだ。彼女自身が超時空連続体にいた間に経験したことと、いま眼の前のれっきとした証拠とを納得できるように縫合することができないのである。理解は及ばないながらも、彼女は、すべてのまことの女性のもつ昔からの本能に促がされて、可哀そうな夫へ両手をのばし、やさしく腕のなかに抱いてやった。だが、シートンが三次元に戻ってからの最初の思考は、四次元へ残してきた稀薄な肉体の生物のことであった。
「ぼくたち逃げおおせたのかい、マート?」まだスイッチに手をかけながら訊いた。だがクレーンの返事も待たずに、「逃げおおせたらしいぞ、でなかったら、いまごろはもう非物質化されているはずだ。さあ、激励歌三唱だ! ぼくたちは勝ったぞ!――ぼくたちは勝ったぞ!」
 それからの数分間、四人は複雑で深刻な感動のとりこになっていた。もちろん、安堵と喜びが圧倒的な感情であった。ついに純粋知性人から逃げおおせた。生きたままで超空間を突破できた。
「だけど、ディック!」ドロシーはシートンを腕いっぱいの距離に見据え、やつれた皺《しわ》だらけの夫の顔をつくづくと眺めた。「ほんとうに細っそりして見えるわね、あなた!」
 

考えることも難し

 投稿者:ある  投稿日:2011年 8月17日(水)12時57分9秒
返信・引用
   彼らの四次元精神は、超空間で創造され、そこで育成され、進化した精神であり、超物体以外のものは一切知らないのだ。本質的に三次元的存在である地球人の頭脳から放射される思考波など、DVD 通販理解はおろか受信することもまったく不可能なのである。
 地球人たちは、ドロシーが幸運にも発見した次元低減という方法を用いて、その超人類を見た。なるほど、ドロシーの言ったとおり、超人類は大きくなりすぎたタツノオトシゴ――地球動物学でいうヒッポカンプス・ヘプタゴヌスに似ていると言える。だがこのセイウチは、空中推進のプロペラのような尾がある。お笑い系 DVDぐるぐる回転する尾である。それから四本の骨ばった、長い腕がついている。腕の先端は把握力のある器用な無数の指で終っている。四本の腕の一つ一つに、一個の三叉《みつまた》ヤスをもっている。これは奇妙な四次元の超|鉗子《かんし》である。噛みあわせられた歯は互いに絶縁されているが、一見したところ電極のようである。地球の電気に似た超エネルギーを流す導体であるらしい。無感動、無表情の≪顔≫をもった二人の超人類は、制御盤のあたりをひらひらと舞っている。シートンとクレーンは手真似、足真似、無音劇のジェスチュアを使って、あらゆる有効的合図と友好的思考を繰り返し送った。
「警戒しろ、マート。やつら近づいてくる! フィットネス DVDぼくは敵対などしたくない。しかし、あのガマを突き刺すヤスみたいな道具はぞっとせんな。もしやつら変な真似したら、あの魚みたいな細っ首ねじってやればいい!」
 細っ首をねじるなどとはとうていできない相談であった。超人類は膂力《りょりょく》は弱く、無きにひとしい。そのなかを蝶のように舞っている稀薄な空気よりも、彼らの構造実質は密度が薄い。だが、それが何であろう。どだい超人類には肉体的な体力などは必要ないのだから。超人類が、LIVE DVD彼らの想像を絶した地球人の肉体にひそむ彼らにとってい力に気づくまでには、なお若干の時間がかかった。
 気づくや否や、四本のヤスがぐっと突き出してきた。抗《あらが》うすべもなく、ヤスは地球人の衣服を通し、皮膚を通し、肋骨を突き刺した。不可思議な、奇妙な超貫通力であった。ヤスはぐらつかない。着実に手応えがあった。だが受けるほうでは苦痛はなかった。やさしく突き刺してきた。そして人間の身体の致命的な中枢神経へぐさりと到達した。シートンは反撃に跳びかかろうとしたが、彼のような素早さでも役に立たなかった。彼が動くよりも早く、もう堪えがたい疼痛《とうつう》の波が五体を突っ走ったからである。彼が身体をゆるめると、疼痛はすみやかに、完全に去った。要するに、犯行は一切無用ということであった。料理人のシローも、肉切り包丁を振り上げて料理室から飛びだしてきたが、不思議なヤスで串刺しにされ、鎮静せざるを得なかった。
 

掲示板が完成しましたキラキラ

 投稿者:teacup.運営  投稿日:2011年 7月 8日(金)18時09分46秒
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